吉祥文様は、「良いしるし」や「めでたい」という意味で、日本では、平安時代に年中行事に使う、和様の吉祥文様が完成し、古くから縁起が良いとされており、長寿を願う「鶴亀」文様や、繁栄を表す「唐草」文様などのおめでたい絵柄で、着物や器、日用品などの絵柄として広く親しまれてまいりました。現在でもデザインやファッション、アートにも影響を与え、国内外で愛されています。
今回、お客様から門扉改築のご相談をいただきまして、吉祥模様の「亀甲」でさらに「富士山」をデザインした門扉の作製をさせていただきました。
富士山も古くから「末広がりの形から子孫繁栄や成功」「不死に通じ不老長寿を表す」「無事に通じ無病息災・家内安全の祈願に良い」と言われ、縁起が良いとされる象徴です。
今回はお客様とのご相談の上、私たちの商品開発の分野を担当する「DD Works」において、門扉デザインの作成と所持するデジタルカッティングマシンを使用して門扉の製作を行い、施工までをさせていただきました。
数種類の「亀甲文様」を組み合わせ、葛飾北斎の「赤富士」表現した門扉の施工をさせていただき、お客様にご満足いただくことができました。