みなさんこんにちは。
2週間ほど前に金属の話を記載しますとしていましたが、話を変えたいと思います。
パラリンピックの選手たちも頑張ってテニスは男女共に金メダルでしたね。国枝さんからの引継ぎでプレッシャーしかなかったと思いますが、メンタル、体力に負荷を掛け頑張った証であると思います。
そして、今日ドジャース大谷選手が50-50を達成なんとホームラン盗塁を51まで伸ばしました。55-55も期待してしまいますね。こちらもプレッシャーやメディアの噂に打ち勝ったから達成出来ました。
みなさんおめでとうございます。
大谷選手が使っているバット何か知ってますか?
チャンドラー社の木製バットを使っているそうです。また、木製バットの樹種ってご存じでしょうか?日本ではアオダモの木が多く使われていますが、アメリカはメープルの木を使う事が多いみたいです。メープルシロップの木ですよ。大谷選手は50号は甘かった事でしょう。 そう!今日は内装業界で様々な木を使いますが、使いみちをお話したいと思います。
先ほどのバット素材アオダモは、朝鮮半島から日本国内全般に生息しモクセイ科トネリコ属です。また、タモの様な質感で非常に近しく堅木として使われている楢の木(オーク)はウイスキーの樽や北欧では、木造建築に良く使われています。mizunaraというお酒はミズナラの木の樽で漬け込み木の香りがほのかにするウイスキーです。少し、内装建築から話がそれましたが、タモ、楢、メープル(楓)は内装建材では高価な部類に当てはまります。タモ、楢、メープルはフローリング、家具、階段の踏み板等様々な用途で使われています。特徴は硬く適度にしなりが有り、傷がつきにくく土足対応のフローリングに良く見受けられます。タモ、楢の杢目は板目は粗々しく、のぼり木もはっきりと出ます。柾目は目が詰り導管の附は点々としており、落ち着いたストレートな杢目を演出します。また、ハードメープルは板目は、波状杢やバーズアイ(鳥眼杢)浪模様や鳥の目をちりばめたような模様が浮き出てきれいな光沢が出ます。ギターやバイオリンなどの楽器にも使用され高価な物に分類されます。また柾目浪模様が薄く出ていますが、ほぼ無地に近く感じられおとなしい表情を表します。 これらの木は家具や床など見える部分で装飾的に使用されることが多く有ります。皆様の身の回りでもかなり使用されていると思いますので、一度気にして見てください。
そして、内装建築では近年、針葉樹と広葉樹の使い分けがはっきりしてきたと考えています。針葉樹とは葉っぱが針っぽく真直ぐに高く伸びるのが特徴です。スギ・アカマツ・カラマツ・ヒノキ・ツガ等ですが、昔は土足で建物内を歩きませんでしたので、針葉樹を使い床板(神社・仏閣)幅広・長尺が主流でしたが針葉樹は柔らかく現在は土足で歩く施設が増えた為広葉樹が多くなってきました。広葉樹は大きな板材はあまり取れないですがフローリングの様に60mmから150mmが主流で物流の事も有り1800mmまでが多くなってきました。堅木の広葉樹が好まれるようになりました。
近年の傾向は見えない躯体部分、柱や梁、土台等の構造部分に多く使用され、広葉樹は意匠やデザインなどに使われ、家具や内装建材として多く流通しています。
一度お家の家具等どの様な木材を使用しどのような樹木なのか知ってみても面白いかと思います。